2022年8月5日(金曜日)13時30分から、佐世保市役所提供のFMラジオ番組「キラっ都させぼラジオ版」に生出演、2022年5月2日から新スタートした「させぼエコラボ」の紹介と、センター長松嶋ノリユキの日常についてオンエアされました。
「キラっ都させぼラジオ版」は、佐世保市内のコミュニティFM「はっぴい!FM」が放送している佐世保市役所提供の広報番組です。毎回市役所の職員の方などがゲスト参加され、市政に関する情報提供を行っています。
本団体の理事である松嶋ノリユキが、パーソナリティのキタさんとアシスタントのナナさんと共に、5月2日から新たにスタートした佐世保市の環境教育デジタルコンテンツ提供プラットフォーム「させぼエコラボ(佐世保市地球温暖化防止活動推進センター)」の活動内容についてお送りしました。
スタジオ入りが登場5分前と、かなりあわただしい中で始まった生放送。パーソナリティーのキタさんによる軽快な番組進行で、安心してお話させていただくことができました。お話の内容は主に3点。させぼエコラボって何ということと、楽しそうなイベントあるけどそれって何そして、あんた誰?ということでありました。
させぼエコラボとは?
2022年5月2日からスタートした、佐世保市の環境教育デジタルコンテンツ提供プラットフォーム「させぼエコラボ」では、市民、事業者、学校そして行政が連携した、脱炭素ライフスタイルを支援する環境啓発事業を推進していく拠点です。
簡単に言うと「ここにくれば環境の一切がわかっちゃうよ」というところで、地球温暖化防止から明日のごみの捨て方まで、環境に関する疑問や相談に乗りましょう、しかも無料でという、大変ありがたいところです。
2022年8月号広報させぼに控えめに掲載された、させぼエコラボの概要を見ながら、キタさんからいろいろな質問を受けて、それに松嶋が答えていくという形式で番組は進んでいきました。
させぼエコラボ2022年度目玉事業
今年度させぼエコラボが企画している主な事業について、4つほどお話しました。まずは「させぼくるくる市」から。
- させぼくるくる市
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この事業は昨年度まで「ふくくる市」と呼ばれていました。皆さんの家にあるいらないもの。捨てる前にこの市に持ってきてください。そうするとほかの誰かさんが持って行ってくれるかもしれない、ということです。
持ってくるのも、持っていくのも「無料」。持って行ったけど、やっぱりもういらないなとなっても、また市に持ってきてください。ひょっとしたらほかの誰かがまた、必要と思って持って行ってくれるかもしれません。
こうして皆さんの不要が、誰かの必要にどんどん変わっていくことで、ごみの削減につながっていくし、皆さんでモノをシェアしていくことになるわけです(シェアエコノミーといいます)。
今年度実施は12月以降を予定しています。ご覧の通り、コロナ対応が難しいイベントですので、各部署と現在調整中です。
- させぼSDGs探し旅
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今では小学生でも知っているSDGs。持続可能な開発目標と訳されるこの言葉、なんとなくわかるけどよくわからない、という市民の皆さんが多いと思います。させぼエコラボでは、市民の皆さんにより身近に感じてもらおうと、佐世保市内のSDGsに関連した商品やサービスを提供されている店舗の皆さんにご協力いただき、市内でSDGsを体験できるようなマップを作成します。
市民の皆さんはこのマップを見ながら、SDGsに関係のある具体的な商品やサービスを体験することができます。文章ではなく体験としてSDGsを知っていただく企画です。
今年度実施は10月からを予定。詳細についてさせぼエコラボをチェックしてください。
- させぼエコドライブチャレンジ
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佐世保市ではすでに4回目を数える、市民や事業者の皆さんを対象としたエコドライブコンテストです。
「エコドライブならやっているよ。」という方、とても多いのですが実際に参加していただくと、結構ハマリます。1か月間普段通りの運転をしていただきます。
その後毎月エコドライブを意識しながら運転していただき、月末になったら走った距離と使った燃料を報告していただきます。
参加された皆さんごとニ、最初の月の燃費と比べた燃費向上率をさせぼエコラボが計算、向上率の高い順に匿名のランキング表を作成します。参加者の皆さんには、あらかじめ個人IDをお渡しします。このIDで匿名ランキング表を作るため「他人は知らないけど自分だけは知っているランキング表」を見ながら、参加者の皆さんがワクワクする4か月となります。
今年度実施は9月からを予定しています。詳細についてはさせぼエコラボをチェックしてください。
- 積み木ワークショップ
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させぼエコラボでは、佐世保市民が受講できる、積み木ワークショッププログラムを提供しています。積み木の数はなんと10,000ピース。これらを無料で佐世保市民は利用することができます。
積み木は長崎県対馬産のヒノキが原料。一つ一つを、長崎県内6か所の就業支援施設で、すべて手作業で磨いていただきました。
この積み木を使って、障害の有無に関係なく一緒に未来のまちづくりについて考えるワークショップを開催しています。
長崎県壱岐市立八幡小学校全校生徒30名と、地域の就労支援施設「結の会」通所者18名の皆さんが一緒に、みんなが一緒に長く住めるまちについて考えてもらいました。
気候変動の影響が毎年顕著になっている昨今、持続可能なまちづくりは、あらゆる人々にとって大事な関心ごとといえます。積み木ワークショップでは、年齢層に合わせたプログラムを用意しています。未来のまちづくりやSDGsを造形遊びのなかで学んだり、地球温暖化の現状と未来の生活を考えるためのツールとしてまた、チームビルディング研修の教材としてご利用いただくことができます。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
「渋谷のラジオ:渋谷でサステナブル」の雰囲気と全く違う「キラっ都させぼ」。市民の皆さんからたくさんのお便りが来たり、普段は聞く側ですが、話す側になったりと新鮮な30分でした。慣れているはずなのに、なんでスタジオ入りが5分前なのかは、先日の飛行機最終便が悪天候で羽田から離陸しなかったため。こんなことは珍しく、これも気候変動の影響かなと思うと、ますます市民の皆さんに届けるべきことがたくさんあることを実感しました。