積み木ワークショッププロジェクト

私たちの夢まちづくり

未来の社会に希望を持つ、次世代の担い手を育成する

 地球温暖化による気候変動が、経済、社会そして環境を劇的に変化させ、私たちの未来はこれまでにない不安でいっぱいです。次世代の担い手たちが日常生活の中で、この不安を払拭できるきっかけに出会うことはきわめて少なく、また、多様な人々が共に暮らせる未来社会を、想像することさえも難しくなっています。

未来はきっと、経済と環境が調和した持続可能な社会に、多様な人々が等しくともに暮らすことで豊かになるだろう。

 こんな理想社会に、未来の担い手たちが実感が持てるよう、それぞれが住むまちの将来と環境を、自分事として考え想像しながら、互いの思いに触れあうことができる場を作ります。

創造が形になる場

 夢と希望あれる「まち」を創るためには、次世代を担う世代自身の創造力を連結することが大切と考えています。

 これまで一般社団法人長崎環境まちづくり社中が実施てきたの積み木講座には、毎年多くの子供たちが参加してくれました。

 子供たちは自由な発想で、頭の中にある「カタチ」を積み木で表現していきます。そこに一つの気づきがありました。

 この表現を未来に向けてみてはどうだろうか。誰もが関係する自分たちのまちの未来に。

 ワークショップ開始当初は、積み木ピースはカオス状態。それがだんだんと、参加者の創造がつながっていくことで「まち」が形成されていきます。まるで参加社それぞれの思いが、積み木を通じて語られるようにです。

 ワークショップ開始当初は、積み木ピースはカオス状態。それがだんだんと、参加者の創造がつながっていくことで「まち」が形成されていきます。まるで参加社それぞれの思いが、積み木を通じて語られるようにです。自然とそして当たり前のように、参加者はお互いの創造を受け入れ、それに自分の創造をつなげていきます。 そうしてできあがった「まち」。これが未来の多様な理想社会の種となるはずです。

積み木ワークショップのプログラム

一般社団法人長崎環境まちづくり社中では、年齢に応じた3つの積み木ワークショッププログラムをご用意しています。原則としてこれらのプログラムは、一般社団法人長崎環境まちづくり社中のスタッフが行います(別途研修費用が発生します)。

積み木ワークショッププログラムA創造を形にする
ねらい

五感を使った造形遊びが中心のプログラムです。参加者の頭の中にあるイメージを形にしたり、それを参加者同士でつなげ、互いに五感を使った自己表現を行います。自分の世界と他人の世界を比較しながら、世界の接続を果たすため、協調することを学ぶことができます。

プログラム例
  1. 動画を見て今の地球の現状を知る。
  2. ずっと住み続けられるみんなの「まち」を積み木で作る。
  3. まちに必要な「どうろ」でつないで、みんなが一緒に住めるまちが完成。
積み木ワークショッププログラムB意識を高める
ねらい

積み木を使ったまちづくりを通じて、参加者は持続可能なまちとは何かを意識します。他者の意見や発想の形を見ながら、他者との関係性を認識し調和を学びます。地球温暖化や気候変動に関するテーマを、身近なまちのイメージとリンクさせることで、環境問題を自分事化できます。

プログラム例
  1. 動画を見て今の地球の現状を知る。
  2. その原因が人間活動に伴って排出される二酸化炭素であることを知る。
  3. 他の参加者と意見交換を行いながら、持続可能なまちを共同で作る。
積み木ワークショッププログラムCチームを作る
ねらい

参加者が積み木を中心にコミュニケーションをとりながら、参加者のスキルや特徴を相互に理解し未知の課題に対応できる強いチーム作りを支援します。正解のない課題や、現時代では正解を出すことが難しい課題を、参加者同士の意見を調整しながらより良き解を見つけるためのプロセスを、積み木という立体的な言語を使って体験します。

プログラム例
  1. 実際の行政計画や事業概要書を読み込む。
  2. 参加者個人の解釈をチームでまとめながら、全体意見を積み木で表現する。
  3. 作られた作品又は解釈についてプレゼンを行う。

積み木の活用事例

 積み木とプログラムは、様々なシーンで活用することができます。小さいお子さんの創造力や自己表現力を伸ばしたり、小学校の授業で実施される「まち発見」授業の復習教材としてまた、中学生以上では、チームビルディング研修や新しいプレゼンテーションツールとしてご利用いただくと、普段と違った雰囲気の中で研修等を進めることができます。

コミュニケーションツールとして

積み木遊びをしながら、真面目な話題をざ気軽に話し合える雰囲気を作ることができます。

アイスブレイキングツールとして

言葉ではなく立体的な形で、自分の考えを、誰でも簡単に表現することができます。

チームビルディングツールとして

積み木の使い方を通じて、参加者の個性や価値観ならびにリーダーシップなどを把握できます。また課題に対応するための行動を、積み木を使ってチームメンバーが言葉を使わずコミュニケーションするときのツールとしても活用できます。

癒しのある脳トレツールとして

ヒノキの「香り」と、積み木が触れ合うときの「音」、そして木の「手触り」の中で参加者は、思ったことを形にして「見せ」て、周囲の人に「言葉」で表現することができます。

積み木ワークショップ事業成果

 積み木ワークショッププロジェクトの実施報告書やパンフレットデータを掲載しております。ご自由にダウンロードしてください。